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2008年4月

2008年4月30日

2007年度高校生の就職決定実態調査

 日高教は、4月30日、「2007年度高校生の就職決定実態調査のまとめ」を発表しました。  ここ数年、求人数の増加などにより、高校生の就職決定率は数字の上では改善傾向にあります。しかし、「男女」「地域雇用」「学校種別」などでの格差が固定化する傾向や「不安定雇用」や「労働条件」の問題などがあり、高校生の就職実態には、引き続き、きびしい状況が続いています。 2007年度高校・障害児学校卒業生の就職実態調査(卒業時).pdf  集約表①:就職決定率など.pdf 集約表②:求人の動きなど.pdf 年度別就職決定率(卒業時).pdf 現場の声.pdf 不安定雇用求人に関する現場の声.pdf

 日高教は「大企業が青年の雇用に社会的責任をもつこと」、「政府は青年の雇用拡大の施策をおこなうこと」を基本に、高校生・青年の雇用保障と人間らしく働くルールの確立のために、当面の措置として以下のことを要求します。 (1)高校・障害児学校卒業生の正規雇用の求人・採用増を求めるとともに、大企業に社会的責 任を果たさせること。 (2)派遣・請負、期限付き雇用など不安定雇用求人を規制するとともに、求人内容の明確化を はかること。 (3)中小企業の雇用確保の条件整備をはかり、青年を雇用できるような地域奨励策を拡充する こと。 (4)介護・医療・防災・教育など、人手が求められている公務・公共業務分野での正規採用を 増やすこと。 (5)偽装請負やサービス残業、長時間労働を規制し、社会保険への加入の促進、最低賃金を大 幅に引き上げて自立して暮らせるようにすること。 (6)ハローワークの就職支援相談員を増員し、高校生・障害児学校生の就職を支援するととも に、卒業しても就職できなかった者に対する就職訓練の無料実施、訓練中の手当支給、高卒未就職者を採用した企業への補助金支給制度を創設すること。

2008年4月25日

静岡・尾崎事案で画期的な逆転勝訴

 東京高裁は4月24日、静岡県の小学校教諭(養護学級)で2000年に過労自殺した尾崎さんの遺族が公務災害認定を求めていた裁判で、公務外とした一審判決(静岡地裁)を取り消し、公務上の災害と認定しました。日高教はただちに、地方公務員災害補償基金の静岡県支部および本部理事長にたいして、「この判決を真摯に受け止め、上告することなく、ただちに公務災害として認定すること」を求める要請書を送付しました。

要 請 書

                                   2008年4月25日

地方公務員災害補償基金
 理事長  成瀬 宣孝 様

日 本 高 等 学 校 教 職 員 組 合
中央執行委員長  北野 庄次

 東京高裁は昨日(4月24日)、「尾崎事案」について、一審判決を取り消し、同事案が公務災害であるとの明確な判決を下しました。
 貴、地方公務員災害補償基金として、この判決を真摯に受け止め、上告することなく、ただちに公務災害として認定することを要請します。
  今日、教職員は困難さを増す教育課題に真正面から立ち向かっていますが、不十分な教育条件の下で、多くの教職員が心身共に追い詰められています。今回の判決は、そうした事態を改善する重要な契機となるとともに、教職員を大きく励ますものです。重ねて、公務災害認定を強く要請するものです。

                                           以上

2008年4月21日

中央教育審議会「教育振興基本計画について(答申)」について(談話)を発表しました

日高教は、中央教育審議会(中教審)が4月18日に決定した「教育振興基本計画について(答申)」に対して、佐古田博教文部長の談話を発表しました。

中央教育審議会「教育振興基本計画について(答申)」について(談話)

2008年4月21日
日本高等学校教職員組合
教文部長 佐古田 博

 中央教育審議会(中教審)は、4月18日に開催した総会において、「教育振興基本計画について」の答申を決定しました。  日高教は、教育振興基本計画についての基本的な考えとして、①計画策定に当たっては、憲法の諸原則に沿って、政府による教育への不介入の原則に立つべきであること、②子どもや学校の具体的な現状や課題を踏まえ、教育条件整備の具体的な計画を立案すべきこと、③貧困と格差の拡大が子どもたちの教育にも深刻な影響をもたらしている中で、「教育の機会均等」を重視すること、を強調して意見表明を行いました。  ところが、決定された答申は、そうした当たり前の原則さえ無視をしたものになっています。

 その特徴は、第1に、「教育振興」とは名ばかりの、教育条件整備に関する具体的な内容や財政措置に触れられていない計画だということです。答申は、日本の教育について、「公財政教育支出のGDP比については、OECD諸国の平均が5.0%であるのに対して、我が国は3.5%となっている」「就学前段階や高等教育段階では、家計負担を中心とした私費負担が大きい」と述べるなど、その貧弱さを認めざるを得なくなっています。しかし、答申には教育への公的支出を増やしていく姿勢も、教職員定数の改善や少人数学級など、「子どもに向き合う環境」をつくるための具体的計画もみられません。「改正」教育基本法第16条には、国と地方公共団体は必要な財政的措置を講じなければならないことを規定しています。ところが答申は、国の財政状況が大変厳しいことをあげて、「施策の選択と集中的実施、コスト削減、効果的な実施」を唱え、地方公共団体へのとりくみ、企業や個人からの寄附金、民間資金の活用等に「期待」する有様です。  それについて、朝日新聞の4月19日付社説は、「中教審は、...教員を増やすなどの条件整備が欠かせない、と明言していた。それを放棄したと言われても反論できまい」ときびしく批判しています。そして、文部科学省が財務省との事前折衝、つまり財政当局の圧力に屈して財政支出をともなう具体策を盛り込まなくなった経緯を述べています。これをみると、中教審や文部科学省に日本の教育をすこしでも良くしていく姿勢がないことは明らかです。それこそ「それができないのなら、さっさと解散したらと言いたくもなる」(前述の社説)ではないでしょうか。  第2は、教育内容に対して露骨に介入し、「愛国心」のおしつけと競争の教育をいっそう強化する計画となっていることです。答申では、「特に重点的に取り組むべき事項」として、新学習指導要領や学力テストの実施による「学力向上策」や、「伝統と文化の尊重」「愛国心」など道徳教育の強化をうたっています。そして、道徳教育の教材をつくるための国庫補助制度を早期に創設することを述べるなど、教育条件整備への不熱心さとは対照的です。これは教育振興基本計画が、教育を振興するための計画ではなく、「戦争する国づくり」に向けて、学校の支配と教育への国家統制を強化する以外の何ものでもないことを示しています。  第3には、子どもたちに修学の機会を保障し、安心・安全の教育環境を確保するために、緊急にあたるべき課題を放棄していることです。いま日本は、「世界一の高学費」という不名誉な国になり、貧困と格差の拡大が進行する中で、経済的理由によって学校をやめざるを得ない若者が増えています。日高教がおこなった「2007年度修学調査」でも、公立高校の授業料減免の基準が改悪されている府県が多いにもかかわらず、授業料減免を受ける高校生が増え続けており、授業料が払えずに退学する高校生がいることが明らかになっています。答申では、「教育機会の均等を確保する」としながら、何ら具体的な計画もありません。奨学金事業の推進がうたわれていますが、現実には奨学金が教育ローン化し、長年にわたって若者を苦しめています。さらに、「大規模な地震が発生した際に倒壊又は崩壊の危険性が高い」とする小・中学校の校舎約1万棟についても、「耐震化を支援する」にとどまり、学校の安心・安全で緊急性の高い問題に対する国の責任を果たす姿勢はみられません。  第4は、教育振興基本計画が閣議決定されると、向こう5年間の教育施策をすべてに優先して規定することです。これは「骨太の方針」と同様、教育・福祉・医療など国民生活にかかわる予算を削減する「構造改革」政策の具体化に他なりません。教育基本法の改悪にもとづく教育三法の改悪や教育振興基本計画の策定が、こうしたねらいの一環であることを如実に示したものです。

 2003年3月の教育振興基本計画策定の答申を決定した中教審総会で、委員をつとめていた市川昭午さんは、「『教育の成果目標だけがあって条件整備の数値目標がない。こうした計画は現場に悲惨な状況を招く』と述べ、反対を表明しました。今回の答申案は、その通りになってしまいました」と述べています。教育条件の改善がまったくないまま、教職員も子どもたちも競争と管理に追い立てられることが、日本の学校と教育を悲惨な方向に追いやり、行きとどいた教育を求める父母・国民の願いと相いれないことは、火を見るより明らかではないでしょうか。

 教育の諸原則は、国民の教育権を定めた憲法26条をはじめとし、憲法第13条(個人の尊厳と幸福追求権)、憲法19条(思想・良心の自由)、第23条(学問の自由)、第25条(国民の生存権)などによって規定されています。国際的には、国際人権規約や子どもの権利条約によって、教育の平等、無償教育の導入などが規定されています。また、1976年の旭川学テ最高裁判決でも、「教育内容に対する(中略)国家的介入についてはできるだけ抑制的であることが要請される」としています。こうした原点に立ち戻って、いま日本の子どもと教育に何が大切なのか、国民的討論が求められています。  日高教は、無計画で危険極まりない「教育振興基本計画」を閣議決定することに強く反対し、広範な父母・国民のみなさんとともに、教育条件整備の前進のためにとりくみをすすめることをあらためて表明します。                                       以 上

2008年4月18日

入学金未納生徒の入学式別室待機について(談話)

千葉県などで、入学金未納の生徒を入学式に参加させず、別室に待機させた高校があったことがマスコミに取り上げられています。そのことに関して、日高教に対するマスコミの問い合わせが増えています。日高教は4月18日付で、教財部長名で談話を明らかにしました。

08.4.18 入学金未納生徒の入学式別室待機について(談話).pdf

2008年4月16日

日高教「2007年度高校生の修学保障に関するアンケートのまとめ」

日高教は、高校生の修学実態を把握するために、1999年度から毎年「高校生の修学保障に関するアンケート調査」を実施しています。 2007年度の調査では、全国110校から回答が寄せられました。高校に入学した年の保護者の教育費負担は40万円にも上る実態が明らかになりました。また、授業料の滞納者は定時制で22.4%にも達し、教育的に困難を抱える学校では、半数近くが滞納している深刻な状況も報告されています。進学率の高い学校とそうでない学校との滞納率の二極化も表れています。経済的な理由による高校生活への影響は、中途退学、修学旅行への不参加、生活を支えるためのアルバイトが忙しく学業に専念できないなどが上げられ、経済格差が教育格差をさらに助長している実態を浮き彫りにしました。 日高教は、この調査結果を積極的に活用していただきたいと考えています。  修学と進路を保障し、高校生・青年の未来をひらくため、教育予算の増額、授業料の引き下げ、将来に向けて教育費の無償化をすすめるため、みなさんとともに運動をひろげます。 2007年度高校生の修学保障に関するアンケート調査のまとめ.pdf 

2008年4月15日

「部活動」指導による長時間過密勤務の改善のために

日高教は、教職員の長時間過密勤務の要因の一つとなっている部活動指導問題について、2006年度から2年間、部活動問題検討委員会を設置し、改めてその実態を把握し解決の方策を検討してきました。 2006年度には全国の教職員に部活動問題実態調査をおこない、5085人から回答が寄せられました。この調査結果や学校からの実態、高教組のとりくみをふまえ、部活動の教育的意義、スポーツ科学や労働安全衛生の視点から検討し、2008年3月に最終報告をまとめました。 教職員の長時間過密勤務の改善は待ったなしの情態になっています。 この最終報告を職場で積極的に活用し、生徒・保護者や地域の方とともに部活動のあり方と教職員の長時間過密勤務の改善を考えていきましょう。

部活動問題検討委最終報告(本文).pdf

部活動問題検討委最終報告(資料).pdf

2008年4月15日

全教教文部長・教財担当者会議開催、憲法と教育の条理にもとづく教育運動の本格的推進を確認!

HP用.JPG 新年度早々の4月12日、全国教育文化会館で全教の教文部長・教財担当者会議が開催されました。日高教の佐古田教文部長の司会ではじまった会議は、米浦中央執行委員長の開会あいさつに続いて、山口隆教文局長と中村尚史教財部長が基調提案をおこないました。それにもとづいて、全国各地で展開される教育運動の教訓と課題について、熱心な意見交換が行われました。  翌13日は、「教育のつどい2008」教文部長会議が引き続いて開催され、各組織で発展する学習運動や教研活動を基礎に、今年の「教育のつどい」を成功させていくことを確認し合いました。

2008年4月10日

08春闘要求書で文科省交渉部、部活動・臨時教職員問題など要求実現迫る!

文科省交渉交渉.JPGのサムネール画像のサムネール画像日高教は4月9日、第24回定期大会で決定した要求書をもとに、文部科学省との春闘期交渉を行ないました。

交渉には、日高教側から加門・佐古田両副委員長、藤田書記長、小池書記次長、鈴木・春名の両中央執行委員が参加、文部科学省からは小野・初中局専門官、廣石初中局調査係、他1名が応対しました。交渉では、①部活動の健全な発展と顧問の負担軽減、②臨時教職員の任用、③「新たな職」の設置問題、④学校現業職員の業務を民間委託しないことの4つの重点課題でやりとりを行ない、最後に4専門部の署名(追加分)を手交しました。

2008年4月 1日

日高教定通部2008年度総会

 2008年2月24日、日高教定通部は総会を開催し、2007年度の活動を総括し、2008年度方針を確立しました。

 以下、日高教定通部速報で総会の模様をお知らせします。 速報NO.39:08総会.pdf