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トピック

2008年9月29日

「いま、何ができるのか」「何をしなければならないのか」を確かめ合った告発フォーラム

9.27会場.jpg 日高教が全国に呼びかけた「高学費・高校つぶし・教育格差告発フォーラム」が、9月27日、東京・明治大学で開催されました。全国各地から約200名の参加があり、熱気あふれる催しとなりました。高校生が、父母が、住民のみなさんが、そして教職員が、子どもたちが直面する困難をどう打開していくか、同じ場所で、同じ目線が一日しっかりと語り合いました。

  9.27会場発言.jpg高校生の成長におとなが励まされた!
 フォーラムでは、「もう黙ってはいられない」「何とかしなければ」という声が期せずしてわき起こりました。とくに高校生の訴えは参加者の胸を強く打ちました。「何が悪くて私たちが学費や学校のことで悩まんとあかんねん!」という大阪の高校生たち、「アルバイトしてもきびしい、安くておいしい定時制の給食を続けてほしい」と埼玉の高校生、「ホームレスのことを体験・学習して、憲法が生かされていないことを実感した」と自主活動で成長した京都の高校生の姿からは、未来への希望を感じました。

9.27愛知父母.jpg学校の中だけでは教育は守れない!
 「学校はこんなにたくさんの人びとで支えられているんだ」と実感したのは、父母や住民のみなさんのことばでした。「定時制の灯を消さないで!」と行政に何度も何度も要求している愛知のお母さんたちがいました。「私は卒業生でもなんでもない、子どもらが立ち寄るタイ焼き屋のオヤジにすぎない」といいながら、「八戸南高校を存続させる会」の先頭に立って署名を集める青森の住民の方、「サミットを開く町で高校がなくなっていいのか」と高校生・父母・教職員と力を合わせて奮闘する町会議員の方が壇上で訴えると、大きな共感の拍手が起こりました。全日制進学率が全国最下位となった神奈川のお母さんは、「全日制に行けない、定時制もダメ、いったい子どもたちはどうすればいいのか」と子どもの苦しみを訴えました。

教職員も必死にがんばっている!
 貧困・格差に苦しむ高校生・父母とともに苦闘する教職員の姿にも励まされました。高校生の苦しみや喜びを我がこととし、父母・住民とねばり強くとりくむ姿がありました。北海道の教職員は「生徒が修学旅行に行けない、なぜなんだ」と思わずことばにつまる一幕もありました。和歌山からは、「学校残そうと真剣になる住民の姿に励まされた」、長野・木曽の教職員は、あえて高校統合の道を選んで地域づくり・産業おこしを模索していると訴えました。愛知の給食調理員は「夏休みがあけたら生徒がやせていた。定時制の給食は生徒にとって絶対欠かせないもの」と夜食費補助を削減する教育行政を鋭く告発しました。
 パネラーの発言を受けて、大学生・高校生・父母・青年たち、そして中学校や高校の教職員など、参加者からのフロア発言が相次ぎました。愛知の青年ユニオンの青年は、「教育が保障されないことは将来の雇用不安にもつながる」と発言し、雇用・労働との関連も指摘しました。

「学習権は人間の生存に欠かせない人権」であることに確信深める
  9.27会場全景.jpg<最後のシンポジウムでは、「なぜこんなことが起こるのか」「これからどうすればいいのか」と背景と展望を語り合いました。「子ども格差」の特集で格差社会に警鐘をならした『週刊東洋経済』副編集長の三上直行さんは、経済的な視点から教育格差の背景を解明。教育財政研究が専門の三輪定宣さんは、国際的な視点から「教育費無償化は世界の流れ、私たちの運動にこそ展望がある」と強調しました。日高教の北野庄次委員長は、「全国各地で社会的に告発し、学習を広げ、"自己責任論"をみんなで乗り越えていこう」とよびかけました。
 最後に、「告発フォーラムから国民のみなさんへのよびかけ」を参加者全員で確認し、フォーラムの幕を閉じました。

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